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他力と自力

よくアセスメントの後に、「治りますでしょうか?」と聞かれることがあります。

そう聞きたい気持ちはよくわかります。

 

以下の例を考えてみると、その質問が的を得ているかどうかが分かると思います。

塾に子供が通っていると想定します。

塾の先生に「この子は〇〇大学に入れますでしょうか?」と尋ねるとします。

塾の先生は、「努力次第でいけると思います。」とか「今のレベルでは〇〇大学よりは〇〇大学の方がいいかもしれませんね。」などと答えるでしょう。

 

全ての生徒に対して「〇〇大学必ず合格しますよ!」とは答えないでしょう。

 

何故なら勉強の仕方や対策方法を教えても、実際行うのは本人だからです。

 

側弯トレーニングも修正方法やトレーニングの指導をお伝えしますが、行うのは本人です。

結果はどうしても本人の努力に依存します。

それがリハビリテーションやトレーニングの限界です。

 

ですから、他力で行う手術の様に一様に結果が保証されるものではありません。

トレーニングは「自力」です。

 

医療はエビデンスという結果主義です。

その意味で、他力のアプローチ(投薬、手術など)はエビデンスが出ます。

しかし、自力に依存するアプローチ(運動療法など)は難しいのが現状です。

 

シュロス法でも様々な改善例が提示されていますが、エビデンスという土俵では無力です。

「結果にコミット」なんていうジムは高額な金額の見返りに本人がトレーニングから逃げれないくらい拘束します。

実はシュロス法も3〜5週間の合宿制なのはその為です。

脱走する子供もいるくらいです。

 

側弯トレーニングはそこまではしません。

高額でもないですし、合宿制でもありません。

その分、よりご本人の努力に依存します。

 

結局は、どの程度ご本人、親御さん含めてトレーニングに対してモチベーションがあるかです。

そこをご了承いただいた上で側弯トレーニングをご利用下さい。

 

日本からドイツにシュロス法を受けにいかれる方もいます。

100万円を超える金額で合宿の様な側弯症治療とうたっているカイロプラクターに行かれる方もある様です。

その選択もご自由だと思います。

 

私たちのコンセプトは、多くの方に、医学的な知見に基づいた運動療法を安価で、なおかつ時間を気にせず実施できる場を提供することです。

高額でも、拘束的な方法でも他力的アプローチでもありません。

自力でなんとかしようと試みる運動療法の可能性を信じてご提供しています。