中村 尚人 (Nakamura Naoto)
脊柱トレーニング研究会代表
側弯トレーニング®️考案者
理学療法士
シュロスセラピスト
シュロス・ベスト・プラクティス Basic修了
SEAS Level1修了
株式会社P3 代表取締役
一般社団法人日本ヘルスファウンデーション協会 代表理事
日本における脊柱側弯症の保存療法に関して、ある傾向が見て取れます。それは、シェノー装具を取り扱う病院やクリニックが増加している点です。2014年には数施設に限られていたものが、2026年現在では30施設を超える規模にまで拡大しています。
この背景には、3Dスキャンの普及やCAD/CAMなどの技術進歩に加え、エビデンスの蓄積が大きく寄与していることは間違いありません。
一方で運動療法においても、SEAS(Scientific Exercise Approach to Scoliosis)をはじめとした国際的な手法の導入が進み、世界水準との差は着実に縮まりつつあります。しかしながら、研究報告の数は依然として十分とは言えないのが現状です。
医師をはじめとする社会的認知を得るためには、研究や症例報告を通じた統計学的裏付け、すなわち論文化による発信が不可欠です。日々の臨床を科学へと昇華させてこそ、初めて医学的に認知されるものと考えます。
当研究会では、そのような社会に開かれた発表の場を提供し、本分野のさらなる発展と認知向上に寄与してまいります。会員の皆様におかれましては、ぜひ積極的にご参加いただければ幸いです。
| 9:30- | 受付開始 |
| 10:00-11:30 | 一般口演(3演題) |
| 11:45-12:30 | 休憩 |
| 12:45-13:45 | 特別講演 |
| 14:00-15:00 |
特別講演
「側弯症の脊椎X線撮影〜変わりゆくX線画像評価〜」
講師:安藤 英治 先生 (学校法人 大阪滋慶学園 滋慶医療科学大学大学院 医療安全学研究科 客員教授) |
| 15:15-16:15 | シンポジウム |
講師:安藤 英治 先生
側弯症における全脊椎撮影は、X線画像として診断および経過観察に用いられる重要な臨床画像です。脊椎のCobb角をはじめとした各種X線計測は、進行度の評価や治療効果の判定における指標となります。
これらの計測には、脊椎に荷重がかかる立位姿勢での撮影が不可欠であり、正面および側面の2方向からの撮影が基本となります。側弯症における立位バランスの評価には、この2方向撮影による2次元的な臨床画像が重要な役割を担います。
さらに近年では、脊椎外科領域において求められる画像の描出範囲が拡大しています。従来の下顎骨から骨盤までを対象としたHip-Spine Syndrome(HSS)の評価に加え、膝関節を含めたKnee-Hip-Spine Syndromeの評価が求められるようになってきました。
本講演では、このような「変わりゆく画像評価」を背景に、脊椎領域に精通した診療放射線技師が、全脊椎撮影の有用性について解説いたします。